結婚して34年。
私と気丈な義母(はは)は、出会いの時から決して相性がいいとは言えませんでした。
少なくとも私はそう感じていました。
けんかこそしなかったけど、嫌な事がいっぱいありました。
その一つ、息子を出産する直前のことです。
親戚の人が、「産まれたら実家のお母さんが手伝いに来てくれると?」と尋ねられた時、
私が答える前に、義母がこう言いました。
「昔は、子育てはみーんな自分一人でしよったもんね。」
その時、私は、義母には頼れないな、、いや、それどころか、絶対頼むもんか、、と思いました。そして、その義母の言葉は今日まで、私の心に深く突き刺さったまま抜ける事はありませんでした。
義母は最近めっきり足腰が弱くなり、一人でお風呂もおぼつかなくなりました。
今日、そんな義母のお風呂の介助をしました。
湯船に浸かっては「あ〜気持ちよか〜」
髪の毛を洗ってあげても「あ〜気持ちよか〜」
背中を流せば「ごめんね、いそがしかとに、、、」
いま、義母は日に日に子どもに戻っています。
その義母の背中を流しながら、なぜか涙が出て来ました。
その時、心に突き刺さっていたあの言葉が抜けて行くのを感じました。
不思議な感覚でした。うまく言えないけど、なんだか心が自由になったような気がしました。わ〜って叫びたい気持ちでした。
これから、母の介護はクライマックスを迎える事でしょう。
でも、なぜか不思議な自信が湧いて来ます。
大丈夫!今の私ならできる!
仕事してるから限界はありますが、義母に伝えたいと思います。
「私を頼っていいですよ」
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